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サーバーレスとは?「サーバーがない」わけではない仕組みと、向き不向き

執筆・監修:よろずやIT編集部|編集方針を見る

結論:まずここだけ読めばOK

詳しい手順・原因は、この下で解説しています。

用語辞典のイラスト

結論: サーバーレスとは、サーバーを自分で用意・管理しなくても、プログラムを動かせる仕組みです。サーバーが存在しないわけではなく、管理を事業者に任せられる、という意味です。必要な時に動き、動いた分だけ料金がかかる形が一般的です。

水道に例えると

自分で井戸を掘って、水をくみ上げる(サーバーを自分で管理する)のが、従来の方式です。サーバーレスは、蛇口をひねれば、水が出て、使った分だけ料金を払う水道のようなものです。水道管や、浄水場の管理は、気にしなくて済みます。

従来の方式との違い

項目 従来のサーバー サーバーレス
サーバーの管理 自分で行う 事業者が行う
動いている時間 常時 必要な時だけ
料金 動かしている時間に応じて 実行した回数や時間に応じて
増減への対応 自分で台数を調整する 自動で、対応される

クラウドの提供形態の違いは、IaaS・PaaS・SaaSの違いで解説しています。

サーバーレスの仕組み:FaaS

サーバーレスの代表的な形が、**FaaS(Function as a Service)**です。

  1. 小さなプログラム(関数)を、あらかじめ登録しておく
  2. 「アクセスが来た」「ファイルが追加された」などのきっかけ(イベント)で、関数が、自動で実行される
  3. 実行が終わると、関数は、止まる

つまり、**「呼ばれた時だけ動く」**ため、使っていない間は、料金がほとんどかからない形が、一般的です。

メリット

注意点・向かない場面

向いている用途

向いている 例
呼ばれた時だけ動く処理 画像のリサイズ、通知の送信
外部サービスからの呼び出しの受付 Webhookの処理
定期的な処理 毎日1回の集計やバックアップ
小さなAPI フォームの受付、簡単なデータ取得

APIの基本は、APIとはで解説しています。呼び出しが多すぎる時の制限については、APIのレート制限とはも参考になります。

コンテナやKubernetesとの関係

サーバーレスは、サーバーの管理を、さらに事業者へ任せる方向の仕組みです。コンテナで、自分で管理する方向の仕組みは、Kubernetesとはや、コンテナと仮想マシンの違いで解説しています。どちらが良いかは、用途と、運用できる体制で決まります。

振り返ると

サーバーレスは、サーバーの管理を意識せずに、プログラムを動かせる仕組みです。必要な時だけ動き、動いた分だけ料金がかかるため、小さな処理や、アクセスの波が大きいサービスに向いています。起動の遅れや、実行時間の制限など、向かない場面も、あらかじめ知っておきましょう。

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よくある質問

Q.サーバーレスなのに、サーバーは使っているのですか?

A.はい。サーバーが存在しないわけではありません。サーバーの用意や管理を、クラウド事業者が行い、利用者は、プログラムを書くことに集中できる、という意味で『レス(不要)』と呼ばれています。

Q.FaaSとは何ですか?

A.Function as a Serviceの略で、関数(小さなプログラムの単位)を登録しておくと、呼び出された時だけ、実行される仕組みです。サーバーレスの代表的な形です。

Q.サーバーレスは、常に安くなりますか?

A.いいえ。アクセスが少なく、時々だけ動く用途では、料金を抑えやすい傾向があります。一方、常に大量の処理がある場合は、常時動くサーバーのほうが、割安になることもあります。用途に応じて、料金体系を確認してください。

Q.Vercelは、サーバーレスですか?

A.Vercelでは、Webサイトの配信に加えて、APIなどの処理を、サーバーレスの関数として動かす仕組みがあります。仕様や料金は、変更されることがあるため、公式のドキュメントで確認してください。

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