結論: プロキシサーバーは、利用者の代わりに、外部のサイトとの通信を中継するサーバーです。会社や学校で、アクセスの制御や記録に使われます。「プロキシサーバーに問題があるようです」と出た時は、多くの場合、自分のパソコンのプロキシ設定が、残っていないかを確認すると直ります。
プロキシサーバーとは
「プロキシ(proxy)」は、「代理」という意味です。通常は、パソコンが、直接、Webサイトにアクセスしますが、プロキシを使うと、パソコン → プロキシサーバー → Webサイトの順に、プロキシが代わりにアクセスします。
郵便物を、会社の総務部が、まとめて、発送・受け取りしてくれるようなイメージです。
主な使い道
- アクセスの制御:業務に関係のないサイトを、見られないようにする
- ログの記録:誰が、どのサイトにアクセスしたかを、記録する
- キャッシュ:同じサイトへのアクセスを、保存しておき、2回目以降を、高速化する。仕組みは、キャッシュとはで解説しています
- セキュリティ:不審なサイトや、危険な内容を、遮断する
プロキシ・VPN・リバースプロキシの違い
| 仕組み | 立ち位置 | 主な目的 |
|---|---|---|
| プロキシ(フォワードプロキシ) | 利用者側 | 外への通信の中継、制御、記録 |
| VPN | 利用者と目的地の間 | 通信全体を、暗号化して守る |
| リバースプロキシ | サーバー側 | 外からのアクセスの受付、負荷分散、防御 |
VPNの仕組みは、VPNとはで、解説しています。
使う時の注意点
無料の公開プロキシは、避ける
運営者が分からない無料のプロキシは、通信の内容が、盗み見られたり、書き換えられたりするおそれがあります。ログインや、カード番号の入力など、重要な通信には、使わないでください。
会社のプロキシ設定を、勝手に変えない
職場や学校で、プロキシが設定されている場合、それは、セキュリティや、ルールのためです。設定を変えず、困った時は、管理者に相談してください。
「プロキシサーバーに問題があるようです」の直し方
ブラウザで、「プロキシサーバーに問題があるようです」や、「ERR_PROXY_CONNECTION_FAILED」と表示されて、サイトが開けない場合の、確認手順です。
- インターネットの接続を確認する:他の端末で、つながるか試す。接続の問題は、Wi-Fiにつながらない時の確認が参考になります
- プロキシ設定を確認する:Windowsの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」を開く
- 自分で設定した覚えがなければ、「プロキシサーバーを使う」をオフにする:以前使ったソフトが、設定を変更したまま、残っていることがある
- VPNやセキュリティソフトを、一時的にオフにして、試す
- 再起動して、再度確認する
会社のパソコンで、設定が変更できない場合は、情報システム部門に、連絡してください。
フォワードプロキシと、リバースプロキシ
「プロキシ」には、向きの違う2種類があります。
| 種類 | 代わりに通信する相手 | 主な目的 |
|---|---|---|
| フォワードプロキシ | 利用者(社内のパソコンなど)の代わりに、外のサイトへ接続する | 通信の記録・制限、キャッシュによる高速化 |
| リバースプロキシ | サイト側(サーバー)の代わりに、外からのアクセスを受ける | サーバーの保護、負荷の分散、HTTPSの処理 |
この記事で説明しているのは、フォワードプロキシです。サーバー側の仕組みは、リバースプロキシとは?、アクセスを振り分ける仕組みは、ロードバランサーとは?で解説しています。
振り返ると
プロキシサーバーは、通信を代わりに中継するサーバーで、アクセスの制御や、記録、高速化などに使われます。VPNとは、目的が異なる点と、無料プロキシの危険性を、押さえておきましょう。
関連記事:ファイアウォールとは