「Chromeが重い」という相談を受けた時、まず必ず聞くのは「今、タブをいくつ開いていますか?」です。実際、原因の多くはこれで説明がついてしまいます。「気づいたら30以上開いていた」というケースは珍しくありません。
自分自身も、一度「パソコンの調子が悪い」と思って確認したところ、動画サイトのタブと、開きっぱなしのタブを合わせて50近く抱えていたことがあります。「これは重くなって当然だった」と、自分で確認しておきながら思わず笑ってしまいました。まずは「タブ数」と「拡張機能の数」を見るだけで、原因の大半は絞り込めます。
最有力容疑者:タブの開きすぎ
Chromeはタブの数だけメモリを食う仕組みです。特に動画サイト・SNS・Web会議系は1タブあたりの負荷が大きいので、しばらく触っていないタブがあれば、まずそこから閉じてみてください。これだけで体感が変わることは珍しくありません。
次に疑うべきは、更新忘れ
Google Chromeヘルプでも最初に案内されている基本ですが、意外と見落とされがちです。「設定」→「Chromeについて」を開くと自動でチェックが走り、そのまま更新できます。
犯人を特定する:Chrome専用タスクマネージャー
Shift + Escで、Chrome独自のタスクマネージャーが開きます。メモリ使用量・CPU使用率が突出して高い項目がないか、「バックグラウンドページ」という不審な項目が残っていないか、ここで見つけられます。
常連の容疑者たち
拡張機能。 便利さと引き換えに、数が増えるほど常駐の負荷も増えます。「設定」→「拡張機能」から、使っていないものを無効化・削除してみてください。
溜まったキャッシュ・履歴。 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」から整理できます。ただし削除するとログイン状態が切れるサイトがある点は覚えておいてください。
それでも解決しない、粘り強い相手には
- ハードウェアアクセラレーションを切り替える。 「設定」→「システム」の項目です。パソコンのグラフィック機能との相性で重くなっている場合、ここのオン・オフで変化が出ることがあります
- 新しいプロファイルを作って比較する。 プロファイル自体が壊れていないかの切り分けになります。新しいプロファイルで軽くなれば、元のプロファイルが原因だったと判断できます
- セキュリティソフトを一時的に止めて比べる。 確認後は必ず再度有効化してください
- 設定をリセットする。 「設定」→「設定のリセット」から、初期状態に近い状態へ戻せます
見落としがちな、Chrome以外の要因
- ブラウザの裏で常駐している最適化ソフトや広告系プログラムが、パソコン全体を圧迫している
- 拡張機能の中に、動作の重さの原因だと気づかず放置しているものがある
- パソコン本体のメモリ容量自体が、日常的な使い方に対して不足している
まとめると
タブの数→更新→タスクマネージャーでの犯人特定→拡張機能・キャッシュ、という順で見ていけば、たいていはどこかで解決します。それでも変わらなければ、パソコン全体のスペックまで視野を広げてみてください。