クラウドストレージ選びは「普段使うサービス」から考える
クラウドストレージは、以前の記事で紹介した「クラウド」の仕組みを使って、写真や書類をインターネット上に保存できるサービスです。代表的な3つのサービスは、それぞれ相性の良い環境が異なります。
比較表で見る主な違い
| 項目 | Googleドライブ | OneDrive | iCloud |
|---|---|---|---|
| 提供元 | Microsoft | Apple | |
| 無料容量の目安 | 15GB程度(Gmail等と共有) | 5GB程度 | 5GB程度 |
| 相性の良い環境 | Android、Googleサービス利用者 | Windows、Officeソフト利用者 | iPhone、Mac利用者 |
| 得意な連携 | Googleドキュメント等 | Word・Excel等のOfficeソフト | 写真アプリとの自動同期 |
Googleドライブが向いている人
- Android端末を使っている人
- Gmailなど、他のGoogleサービスを日常的に使っている人
- 複数人での共同編集を頻繁に行う人
OneDriveが向いている人
- Windowsパソコンをメインで使っている人
- WordやExcelなど、Officeソフトでの作業が多い人
- 会社でMicrosoft 365を導入している人
iCloudが向いている人
- iPhoneやMacなど、Apple製品を中心に使っている人
- 写真や動画を、複数のApple製品間で自動的に同期したい人
無料容量が足りなくなったら
多くのサービスでは、無料の容量を使い切ると、月額料金を払って容量を追加できる有料プランが用意されています。写真や動画をたくさん保存する人は、早い段階で容量が不足しやすいため、あらかじめ料金プランを確認しておくと安心です。
「クラウドに預ければ安全」とは限らない
相談を受けていてよく感じるのが、「クラウドに保存している=安全」という思い込みです。確かに便利で、多くの場合は堅牢な仕組みで守られていますが、アカウント自体を失ってしまえばアクセスできなくなりますし、誤って削除した場合に復元できないケースもあります。クラウドは「安全」というより「便利」だと捉えた上で、大切なデータは別の保存先にも残しておく、という意識を持っておくことをおすすめします。
押さえておきたいポイント
企業のクラウド移行支援では、複数のクラウドストレージを併用した結果、『どのファイルがどこにあるか分からない』状態になっていたケースに出会います。まずは主たる保存先を1つ決めることをおすすめしています。
クラウドストレージは、普段使っているスマホやパソコンのOS、よく使うソフトとの相性で選ぶのが基本です。無理に1つに絞らず、用途に応じて使い分けるのも有効な選択肢です。