何が起きたのか
2026年9月23日午前9時前後から、JCOM株式会社が提供するインターネット接続サービス「J:COM NET」で、全国規模の通信障害が発生しました。東京・神奈川・千葉・兵庫・大阪など広い地域で「インターネットが使えない」「繋がりにくい」という状況が確認され、あわせてJCOMのカスタマーセンター(フリーコール)にも電話が繋がりにくい事態となりました。
同日18時頃にサービス復旧作業が完了し、20時に全サービスが正常に提供できていることが確認されています。
原因は「DNSサーバへの高負荷」
JCOMの公式発表によれば、原因は外部からの大量アクセスにより、DNSサーバに高負荷が発生したこととされています。この影響で、インターネット接続時に必要な処理が正常に行えず、接続できない・しづらい状況が発生しました。
DNSは、ウェブサイトのアドレス(URL)を実際の接続先情報に変換する、いわば「インターネットの電話帳」のような役割を担っています。ここに通常よりはるかに多いアクセスが集中すると、変換処理が追いつかなくなり、結果的にネットへの接続そのものに支障が出てしまいます。原因の詳細な調査は、記事執筆時点でも継続中とされています。
固定回線が使えなくなった時、今すぐできること
今回のような、契約している回線事業者側で起きる大規模障害は、利用者側にできる対応が限られています。ただし、いくつか確認しておきたいポイントがあります。
- 契約している事業者の公式サイト・SNSで障害情報を確認する:自分の端末や自宅の設定の問題ではなく、事業者側の障害である可能性をまず確認します
- 復旧後も繋がらない場合は、モデム・ルーターを再起動する:JCOMも今回、復旧後に繋がりにくい場合の対処法として案内していました
- 在宅ワーク中であれば、状況を早めに共有する:障害情報のリンクとあわせて伝えると、状況が伝わりやすくなります
在宅ワークの「予備回線」を考えるきっかけに
今回のように、固定回線側で障害が起きると、利用者側にはできることがほとんどなく、復旧を待つしかない場面が多くなります。在宅ワークで重要な会議や締め切りが控えている場合、こうした事態が業務に直結してしまうこともあります。
以前の記事「ポケットWiFi(モバイルルーター)の選び方」でも触れましたが、固定回線とは別の回線事業者を使ったモバイルルーターを予備として持っておくと、今回のような固定回線側の大規模障害があった際にも、作業を止めずに済みます。モバイルWi-Fiルーターは、こうした「もしもの時」の備えとしても検討しておく価値があります。
参考
※ 障害の詳細な原因調査は継続中です。最新情報は上記のJCOM公式発表でご確認ください。