なぜバックアップが必要なのか
パソコンは、ある日突然壊れることがあります。ハードディスクやSSDには寿命があり、前触れなく壊れることも珍しくありません。バックアップとは、大切なデータのコピーを別の場所にも保管しておくことで、こうした万が一に備える作業です。
難しく考えず、まずはこの2択から選ぶ
バックアップにはいろいろな方法がありますが、初心者はまず以下のどちらかから始めれば十分です。
方法①:クラウドサービスに自動保存する
Googleドライブ、OneDrive、iCloudなど、多くのパソコンには最初からクラウドへの自動保存機能が備わっています。「デスクトップ」や「ドキュメント」フォルダを自動的にクラウドと同期する設定にしておけば、パソコンが壊れても、別の端末からログインするだけでデータを取り戻せます。
方法②:外付けハードディスク・SSDにコピーする
インターネット環境に不安がある場合や、大容量の動画・写真データが多い場合は、外付けSSD・HDDへの保存が安心です。Windowsには「バックアップと復元」、Macには「Time Machine」という標準機能があり、外付けハードディスクを接続するだけで、自動的に定期バックアップを取ってくれます。持ち運びが多い方は、衝撃に強いポータブルSSDを選んでおくと安心です。
最低限、これだけは押さえておこう
- 写真・動画:撮り直しがきかない、最も優先度の高いデータです
- 仕事の書類:業務に直結するため、優先的にバックアップしましょう
- パスワードの一覧:忘れると復旧が困難になるため、安全な方法で別途保管しておくのがおすすめです
バックアップは「1つだけ」に頼らない
クラウドと外付けハードディスクの両方を使う、いわゆる「二重化」をしておくと、より安心です。1つの保存先が同時にトラブルに見舞われる可能性は低いため、片方が使えなくなっても、もう片方からデータを復元できます。
個人的にも、バックアップ先は必ず2箇所以上に分けることをルールにしています。性質の異なる保存先(クラウドと外付けなど)を組み合わせておけば、片方に何かあってもすぐには詰みません。「そこまでしなくても」と思う方が多いのですが、こればかりは失って初めて重要性に気づくものなので、面倒でも先に手を打っておく価値があります。
押さえておきたいポイント
業務データの相談では、バックアップの仕組みを導入しただけで満足し、実際に復元できるかを確認していないケースが多くあります。定期的な復元テストまで含めて、バックアップ体制と考えることが重要です。
バックアップは「壊れてから後悔する」前に、今日のうちに設定してしまうのが一番です。まずはクラウドの自動保存設定を確認するところから始めてみてください。