何が変わったのか
2026年9月上旬、Googleフォトのゴミ箱の仕様に関する変更が確認されました。これまでGoogleフォトでは、削除した写真・動画は一定期間「ゴミ箱」に残り、その間であれば元に戻せる仕組みになっていましたが、この保持期間が60日から30日に短縮されました。
これまでは、実は少し複雑なルールになっていました。
- バックアップ済みの写真・動画:60日間ゴミ箱に保持
- バックアップされていない写真・動画:30日間ゴミ箱に保持
今回の変更で、この区別がなくなり、バックアップの有無にかかわらず、全て30日に統一されました。つまり、これまでバックアップを有効にしていた方にとっては、実質的に「復元できる猶予期間が半分になった」ということになります。
なぜ気づきにくいのか
この変更が厄介なのは、普段の利用シーンでは気づきにくいという点です。「間違えて消してしまった」という場面は、消した直後に気づくことがほとんどで、60日と30日の違いを意識する機会はあまりありません。
ところが、「旅行の写真、そういえばあれ消しちゃったな」と数週間〜1ヶ月以上経ってから思い出すようなケースでは、この差が致命的になります。以前なら60日以内なら復元できていたはずのものが、30日を過ぎていて完全に削除されてしまっている、という事態が起こり得ます。
今すぐやっておきたいこと
- Googleフォトの「ゴミ箱」を一度開いて確認する:最近削除した記憶がある方は、今のうちに内容を確認しておきましょう
- 本当に消えて困る写真がないか、思い出せる範囲で確認する:「そういえば前に消したあれ」に心当たりがあれば、早めに復元しておくと安心です
- 今後は、削除するかどうかをより慎重に判断する習慣をつける:猶予期間が短くなった分、「後で考えよう」が効きにくくなります
以前の記事「スマホの写真が消えた時にまず確認すべきこと」でも触れましたが、クラウドの「ゴミ箱」機能は便利ではあるものの、永久に安全な保管場所ではないという前提で使う必要があります。今回のように、運営側の仕様変更によって猶予期間そのものが変わることもあるからです。
クラウドだけに頼らない備えを
今回の変更を機に、大切な写真はクラウド任せにせず、別の場所にもバックアップを分散させておくことを改めておすすめします。外付けSSD・HDDへの定期的なバックアップは、クラウド側の仕様変更やアカウントの問題があっても影響を受けない、安心できる備えになります。バックアップの始め方は「パソコンのバックアップ、初心者がまずやるべきこと」も参考にしてください。
参考
※ 仕様変更の詳細・展開状況は変動する可能性があります。最新情報は上記のGoogle公式ヘルプでご確認ください。