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急速充電の仕組みとは?PD(Power Delivery)と対応表を解説

執筆・監修:よろずやIT編集部|編集方針を見る

結論:まずここだけ読めばOK

詳しい手順・原因は、この下で解説しています。

PCとスマホのイラスト

急速充電とは何か

急速充電とは、通常よりも高い電力(ワット数)を送ることで、スマートフォンなどのバッテリーを短時間で充電する仕組みのことです。「充電器を変えただけで、なぜか充電が速くなった」あるいは「対応と書いてあるのに全然速くならない」という経験がある方も多いのではないでしょうか。この違いは、多くの場合「組み合わせ」に原因があります。

急速充電が働くための3つの条件

急速充電は、以下の3つすべてが対応して初めて発揮されます。

  1. 充電器(アダプター)が急速充電に対応している
  2. ケーブルが急速充電の電力に対応している
  3. 端末(スマホ本体)が急速充電に対応している

どれか1つでも非対応だと、通常の速度での充電に落ち着いてしまいます。特に見落とされやすいのが②のケーブルです。充電器と端末がどれだけ高性能でも、間のケーブルが安価なデータ転送専用品だと、急速充電の電力を送ることができません。

USB PD(Power Delivery)とは

現在、多くのスマートフォンやノートパソコンで採用されているのが、**USB PD(Power Delivery)**という規格です。USB PDの特徴は、充電器と端末が接続時に自動で通信し、「この端末には何ボルト・何アンペアまで送って良いか」を交渉して決める仕組みになっている点です。

この仕組みにより、同じ1つの充電器で、スマホにもノートパソコンにも、それぞれに適した電力で充電できるようになっています。パッケージに「PD対応」「65W」のように表記されているのは、この規格に対応していること、および最大でどれだけの電力を送れるかを示しています。

メーカー独自の急速充電規格もある

USB PD以外にも、Qualcommの「Quick Charge」など、メーカー・チップメーカー独自の急速充電規格が存在します。端末によっては、こうした独自規格の充電器を使わないと、最大速度の急速充電が働かないケースもあります。購入前に、自分の端末がどの規格に対応しているか、メーカーの公式サイトで確認しておくと安心です。

買い替え・購入時に確認したいポイント

USB PD対応の充電器は、1台でスマホからノートパソコンまで対応できるものも多く、複数の充電器を持ち歩く必要がなくなるというメリットもあります。

こうして見ると

「急速充電対応」という言葉だけを見て充電器を選ぶと、実は速くならなかった、ということが起こりがちです。充電器・ケーブル・端末の3つの組み合わせを意識するだけで、こうした失敗を避けられます。

参考

※ 対応規格や製品仕様はメーカー・製品によって異なるため、購入前に各公式サイトもあわせてご確認ください。

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よくある質問

Q.『PD対応』と書かれていない充電器でも、急速充電できますか?

A.端末や規格によっては、メーカー独自の急速充電規格(Quick Charge等)に対応している場合もあります。ただし組み合わせによっては急速充電が働かないこともあるため、可能であれば端末メーカーが案内している規格に対応した製品を選ぶのが確実です。

Q.ケーブルはどれを使っても同じですか?

A.同じではありません。USBケーブルの中には、データ転送しかできず急速充電の電力に対応していない安価なものもあります。パッケージに出力(W数)の記載があるケーブルを選ぶと安心です。

Q.充電が速すぎると、バッテリーに悪いのでは?

A.多くの急速充電規格は、バッテリー側の状態に応じて電力を自動調整する仕組みを備えており、単純に『速い=劣化が早い』とは言い切れません。ただし高温環境下での使用や、粗悪な非純正品の利用は劣化を早める要因になり得るため注意が必要です。

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