結論: メール配信サービス「アララ メッセージ」への不正アクセスは、2026年11月2日の第2報で、契約企業向けのサーバー97台、最大約380社、メールアドレス約7,700万件にまで広がりました。クレジットカード会社を装う不審メール(最大約713万通)も、送られています。ただし、不審メールが届いただけでは、自分が漏えいの対象とは限りません。自分がやることは、①登録先の公式で確認、②不審メールを開かない、③パスワードの点検の3つです。
※この記事は、2026年11月3日までの報道と、利用企業の公表(TKC、神戸新聞NEXTなど)に基づきます。数字は、精査中で、今後、変わる可能性があります。
何が起きたのか
アララ株式会社が提供する、企業向けのメール配信サービス「アララ メッセージ」が、第三者による不正アクセスを受けました。メール配信サービスは、企業が、会員やメルマガ登録者に、お知らせを一斉に送るために使います。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 10月28日 | 第1報。共用環境で、メールアドレス約301万件が外部に流出したと公表 |
| 11月2日 | 第2報。契約企業向けの環境にも、サービス本体を経由して侵入されていたと判明し、範囲が拡大 |
3つの数字の違い
第2報では、似た数字が複数出てくるため、混同しやすくなっています。
| 数字 | 何の数字か |
|---|---|
| 約7,700万件 | 契約企業向けの環境(サーバー97台、最大約380社)から、メールアドレスと会員情報が、持ち出された、またはおそれがある分。精査中 |
| 338万6,187件 | 共用環境(10月27〜28日に不正操作)の、契約企業61社のメールアドレス(重複を除く)。初報の約301万件から更新。このうち5社の、氏名や会社名などの顧客データが、最大41万1,827件含まれていたと報じられている |
| 約713万通 | 不審メールの通数。10月28〜30日に、2つの環境から、クレジットカード会社を装うメールが、最大約713万通送られた |
7,700万件は、メールアドレスの件数で、人数ではありません。
不審メールについて
第2報によると、不審メールの特徴は、次のとおりです。
- 送信元:「news@arara.com」
- 件名の例:「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」など
- 内容:クレジットカード会社を装っている
届いただけでは、対象とは限らない
不審メールの送信先は、第三者が外部から持ち込んだメールアドレスと説明されています。つまり、このメールが届いたことは、「アララの契約企業の会員だった」ことの証拠にはなりません。
- 届いても、自分の情報が漏れたとは限らない
- ただし、メールは偽物。リンクや添付ファイルは開かない
- 見分け方は、フィッシングとはと、フィッシングメールを開かないための仕組みで解説しています
利用企業の公表(報道・各社の発表ベース)
アララから、影響範囲が分かった契約企業へ、順に個別に案内が行われていて、利用企業の公表は、今後も続くとみられます。
| 企業・団体 | 公表されている内容 |
|---|---|
| TKC | 顧客のメールアドレス最大2,230,812件。会計事務所・企業・自治体向けの一部システムで、メール送信を停止(11月2日の第2報) |
| 北陸電力(「ほくリンク」) | 約55万件と報じられている |
| 大阪ガス(「FitDish」) | メールアドレス34,489件 |
| 小田急トラベル | メールアドレス63,006件 |
| 神戸新聞NEXT | メールマガジン受信者のメールアドレス(アドレスのみ)約4万件。すべてのメールサービスを停止 |
| ユーコープ、大阪市の行政オンラインシステムなど | 影響または、その可能性を公表(詳細は、各社の発表を確認) |
**上の一覧がすべてではありません。**自分が登録している企業の、公式の発表を確認してください。