初期化は「パソコンを、買った時に近い状態に戻す」操作
初期化(リセット)は、パソコンのOSやアプリを、購入時に近い状態に戻す操作です。次のような時に行います。
- 動作が重い、不具合が直らない
- ウイルス感染などで、システムが不安定になった
- パソコンを、売却・譲渡・処分する前に、データを消したい
初期化は、元に戻せない操作です。必ず、事前の準備を行ってから実行してください。
事前準備:ここまで済ませてから
- 必要なデータのバックアップ:写真、文書、ブラウザのブックマークなどを、外付けドライブやクラウドに保存する。手順は、パソコンのバックアップの始め方をご覧ください
- ログインに必要な情報の確認:Microsoftアカウントのメールとパスワード、各サービスのIDなどを控えておく
- インストールしたアプリの一覧を確認:再インストールが必要なアプリと、ライセンスキーを確認する
- ACアダプターを接続する:途中で電源が切れないようにする
- ストレージの暗号化の、回復キーを確認する:暗号化の機能が有効な場合、回復キーが求められることがある
Windows 11の初期化の手順
- 「スタート」から、「設定」を開く
- 「システム」を選び、「回復」を開く
- 「このPCをリセット」の、「PCをリセット」をクリックする
- 「個人用ファイルを保持する」か、「すべて削除する」を選ぶ
- 「クラウドからダウンロード」か、「ローカル再インストール」を選ぶ
- 画面の案内に従って、確認を進め、実行する
メニューの名称や、表示される選択肢は、バージョンによって異なる場合があります。
2つの方法の違い
| 項目 | 個人用ファイルを保持する | すべて削除する |
|---|---|---|
| アプリ・設定 | 削除される | 削除される |
| 個人用ファイル | 残る | 削除される |
| 向いている場面 | 不具合の改善 | 売却・譲渡・処分 |
「個人用ファイルを保持する」を選んでも、バックアップは取っておいてください。操作の途中で、問題が起きる可能性が、ゼロではないためです。
売却・譲渡する場合
「すべて削除する」を選びます。選択画面で、ドライブの完全消去に関するオプションが出る場合は、売却・譲渡時に、データの復元を、より困難にできます。ただし、処理に時間がかかります。
初期化の後にやること
- Windows Updateを実行して、最新の状態にする
- 必要なアプリを、再インストールする
- Microsoftアカウントなどに、サインインする
- バックアップしたデータを、戻す
- ブラウザの設定や、拡張機能を、再設定する
初期化前に試したいこと
初期化は、最後の手段です。動作が重いだけなら、次の方法で、改善することもあります。
- 起動時に自動で立ち上がる、不要なアプリを、止める
- ストレージの空き容量を、確保する
- Windows Updateと、ドライバーを、更新する
起動が遅い場合の切り分けは、パソコンの起動が遅い時の対処法も参考になります。
振り返ると
初期化は、「設定」の「回復」から行います。実行前に、バックアップとアカウント情報の確認を済ませ、目的に応じて、「個人用ファイルを保持する」か「すべて削除する」かを選びましょう。
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